この50年間で野菜の栄養価が減少している?

この50年間で野菜の栄養価が減少している?

子供の頃ににんじんが苦手だった人は、『ビタミンCが沢山だから残さないで食べなさい』と言われたこともあるでしょう。

 

確かに、1951年に出版された食品標準成分表ではにんじんのビタミンC含有量は10ミリグラム。ところが2005年のものでは4ミリグラム。約50年の間に半分以下も減っている事がわかります。にんじんだけではなく、ほうれん草は150ミリグラムから35ミリグラムに、トマトも20ミリグラムから15ミリグラムに…とまんべんなく激減しています。

 

しかもさらに悪いことに、その他のビタミンやミネラルも多くの野菜で含有量の減少が確認されているのです。

 

健康や美容のために、と毎日たくさんの野菜を食べるように努力している人にとってはとても悲しく残念なお話ですね。
ではなぜ、そのような現象が起きてしまったのでしょうか。

 

その原因の1つとして言われているのが
現在の野菜生産における技術の発達、ともいわれています。

 

とても美味しい野菜が多くなったハウス栽培が大幅に占める今は、
一年を通して栽培できる野菜が増えてしまい
季節を問わずに購入することができるようになりました。

 

とは言え、やはり旬ではない頃の野菜は旬のものと比べて
ビタミンやミネラルなどの栄養素が減少しています。
例えると、夏場のほうれん草のビタミンC含有量は冬場のたった3分の一にすぎなく、
野菜そのものの栄養価のげんしょうではなくて
栄養価の低い(たべごろではない)季節にも野菜が食べられるようになっただけではないか
とも言われていますので、一概には『栄養が減った!!』とは断定できないようです。